GoogleのCEOも輩出するインドの最高学府、インド工科大学に潜入してみた

GoogleのCEOも輩出するインドの最高学府、インド工科大学に潜入してみた

こんにちは、インドインターン中の小畑です!

今回は、インドの最高学府であるインド工科大学、Indian Institute of Technology(以下IIT)ムンバイ校に行ってきたので、その報告をしたいと思います!日本からIITに行きたい人にも、参考になればいいなと思っています。

IITは、2016年現在の時点で23つのキャンパスをインド全国に構えています。特に、IITムンバイ校や、デリー校はとても優秀な生徒がたくさんいるといわれてます。
インド工科大の卒業生といえば、Googleの現CEOであるサンダー・ピチャイ、先日世間を賑わせた、孫正義ソフトバンク社長の後継候補だった元ソフトバンクグループ顧問ニケシュ・アローラなど、トップレベルの人材を多く輩出しています。

さて、記事の内容ですが、先日、最近AIチームに入ったNextremerメンバーの友達がIITに通っているということで、IITの一部キャンパス、そして男子寮に潜入させてもらいました。

この日は、モンスーン真っ只中ということもあり、大雨で道も洪水状態になっていました。
IMG_0127大雨の影響でまともな写真を撮ることができなかったのですが、校内にはこのように緑のある道が整備されています。IMG_0133そして、ここがIITの男子寮の入り口です。土曜日ですが、人は結構いました。

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中に潜入してみます。

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男子寮ってかんじです。それぞれ個人部屋が用意されていています。
そして、今日お話を聞かせてもらう、Ninadです。

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IITは全寮制

小畑:こんにちは、今日は宜しくお願いします。
Ninad:よろしく。

小畑:ではまず、軽く自己紹介をお願いします。
Ninad:うん、僕はIITには修士から入って、2年間と3年間のコースがあるんだけど、今修士3年目。論文も書き終わって就職も終わって暇な状況だよ笑
今は、アマチュア無線を趣味で取りたくて勉強してたところ。

小畑:普段はどんな生活を送っているんですか?
Ninad:時と場合によるけど、忙しい時は、研究して、友達とお酒飲んで、また研究の毎日だね。修士は研究があるから、退屈なことも多いけど、学部生はすごく楽しそうにしてるよ。例えば、コンピュータ・サイエンスの学生たちは、平日は睡眠時間2~3時間で勉強し続けて、休日はずっとクリケット、みたいな生活を送ってる。

小畑:IITの学生が超優秀である理由がわかりました。ほとんどの学生が寮に入っているんですか?
NinadIITは全寮制だよ。

小畑:えーーー!
Ninad:僕らにとっては、この寮は自由な環境で、なんでもできるから最高だよ。

小畑:確かに・・・

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お酒好きなNinad

小畑:この寮で、みんな勉強、遊びを楽しんでいるわけですね。
Ninad:IITは本当に自由で、勉強しまくるやつもいれば、遊びまくってる奴もいる。そういうところが好きだよ。

IITと日本の大学の違い

小畑:IITに入る時は、どれくらい勉強しましたか?
Ninad
:うーん、一日10時間とかかな。IITは入学がとても難しいんだ。学部や学科にもよるけど。

小畑:やはり、入試はかなり大変なんですね。入学と卒業はどっちが難しいと感じますか?日本の大学は、一般的に入るのが難しくて、卒業は簡単、というところが多いです。
Ninad:IITも同じだと思う。卒業は簡単ではないけれど、IITの入試をくぐり抜けた奴らにとっては、卒業はあまり難しいものではないよ。ただ、学部や学科にもよるけど。学士でコンピュータサイエンスに入っている学生は、インドの中でもエリート中のエリートだけど、めちゃくちゃ勉強しているね。

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Ninadの部屋。日本の学校の寮と雰囲気が似ている

小畑コンピュータサイエンスの学部生たちは、みんなそのまま修士に行くんですか?
Ninad
基本的に、IITの学部生はIITの修士や博士には進まないよ。ほとんどが、優良企業に就職したり、海外の一流大学の修士や博士課程に進むんだ。修士から入学しているやってる学生は、ほとんどがメーカーなどの国内大企業に行くね。

小畑:日本の理系大学は、ほとんどの生徒がそのまま同じ学校の修士課程に進みます。そこは大きく違いますね。インドの学生は、とても自立していて、自分のキャリアをしっかり考えているように思えます。

日本の大学 IIT
入試 難しい。詰め込み型 難しい。詰め込み型
卒業 難易度に差はあるが、一般的には難しくない。 難しいが、ほとんどが卒業する
就職、進学 文系は学部卒で就職し、理系は修士卒で就職するのが一般的になっている。 学部生は、ほとんどが海外へ就職、進学する。修士生は、ほとんど外部からの入学

インドの研究人材統計データ(出典:GLOBAL NOTE)によると・・・

米国大学院への留学生数(コンピューター科学系)1位/20カ国
米国博士号取得者数(数学・コンピューター科学)2位/20カ国

NASAのサイエンティストのインド人の割合は30~40%ともいわれており、トップレベルの大学、大学院、また、有名な技術系グローバル企業のインド人の割合はとても高いです。

寮生活

Ninad:少し、寮を案内したいんだけど、どう?
小畑:よろしくお願いします。

Ninad:ここのスペースは、みんながリラックスできる場所。卓球台、雑魚寝スペースがあって、夜は暇を潰したかったらここに来るよ。

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雑魚寝スペース。みんなでテレビを見たり談笑したりできる。
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卓球台

小畑:ここがあれば、とても息抜きできそうです。
Ninad:勉強もいいけど、僕たちは遊びが大好きだからね。このベランダからは、IITの隣の湖が見えて、眺めがとてもいいよ。

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キャンパスには自然が多く、ムンバイを一望できる眺め

小畑:最後に、将来は、どうしようと考えていますか?
Ninad:僕はもうすぐインドの大企業に就職するけれど、今後は海外で働きたいとも考えているよ。でも、インドのことを本気でよくしようとも考えているんだ。ただ今は、楽しかったIITを卒業するのがすごく寂しいな。

まとめ

今回は、IITの学生の生活の様子などをメインに話を聞いてきました。全寮制と聞くと、詰め込みのようなイメージがありますが、IITの学生たちは全寮制を非常に自由なものだと感じているようです。日本の大学生活とは全く別な良さがあるように感じました。

IITは、これからの世界を変えていく人材をどんどん排出している大学です。全寮制であり、日本の大学とも大きくことなる部分を持っています。IITの学生はほとんどがインド人ですが、海外からの留学生もごく稀にいるそうです。日本人の学生も、IITはとても面白い選択肢だと思うので、興味のある人には是非チャレンジしていただきたいです。

それでは。