AIベンチャー企業が打ち出すテクノロジー/未来 Meet up@FINOLABに行ってきました

AIベンチャー企業が打ち出すテクノロジー/未来 Meet up@FINOLABに行ってきました

Nextremerエンジニアの古川です。

先日6/21(火)にalpacametapspreferred networks、そしてnextremerのAI系ベンチャー4社合同で、イベント『人工知能ベンチャー企業が打ち出すテクノロジー/未来Meet up』を開催しました。各AIスタートアップによる講演、パネルディスカッション/Q&A/ネットワーキング等々、内容の濃い充実したイベントとなりました。会場となったのはフィンテックに取り組む企業のためのコワーキングスペース「FINOLAB(フィノラボ)」さんです。

開催趣旨:
2045年には人工知能が人類の知能を追い越す(シンギュラリティ)と言われる昨今、日本においても数多くの人工知能ベンチャー企業が誕生しています。そんな中、人工知能スタートアップ4社がAIテクノロジー起点でどのようなビジネスを展開しようとしているかを語るイベントを開催いたします。
※イベント詳細はこちら

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AI ✖ ビジネス ~各社の取り組みを発表~

これまで研究中心であったAI技術が、ビジネスに応用されるようになり更なる盛り上がりを見せています。しかしAIが今後どのように発展し、ビジネスや人々の暮らしにどんな変化をもたらすのかまだ想像しがたい部分もあると思います。今回はAIベンチャー4社がどういった未来を描いているのかを語る貴重な場となりました。

各社の発表内容は以下のとおり:

  1. Alpacaさん:「AI x 金融を支える技術: コンテナアーキテクチャ for Deep Learning / 金融時系列向け超高速データストレージ MarketStore」と題し、データを高速に入出力するためのストレージやインフラの話をされました
  2. Metapsさん:「AI ×IOTのエコシステム構築に向けて」というIotとAIの技術のかなりコアなものを発表
  3. Preferred Networksさん:「AI x ロボットと未来のアーキテクチャ」自動運転やバイオ系技術の解説

最後の発表としてNextremerからは私、古川が技術面について、社長の向井がビジネス面について話をさせてもらいました。テーマは「AI x 対話テクノロジーの未来」について。

むかいさん (1)

今の人工知能でできること、できないこと、これからできるようになること、という流れで、最近登場した人工知能弁護士システムを事例に挙げて説明しました。

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人工知能弁護士は簡単に言うと、弁護士業務の一部を代行してくれるシステムです。もちろん、弁護士の業務自体すべてを自動的に代行してくれることは理想と言えますが、現在の人工知能(といっても定義が広いですが)の難点としては、事実関係を把握して思考することができないことが挙げられます。ディープラーニングでは「事実を考慮して思考する」的なことの基礎技術ができつつある、というご紹介をさせていただきました。

主旨は現在の人工知能や対話テクノロジーは、何でもできるわけではないし発展途上であることは確かでありながらも勝負できる分野を見極めたり、人の補助ツールとして使うことでビジネスで使える場面があるのではないか、とのことでした。

パネルディスカッション

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ファシリテーター:
株式会社電通デジタルマーケティングセンター/チーフデータサイエンティスト/近藤 康一朗 氏にファシリテータ

パネリスト:
・Alpaca Head of Japan R&D 北山 朝也 氏
・株式会社メタップス データサイエンティスト 礼王 懐成氏
・株式会社Preferred Networks ビジネス開発 ハムザウィ カリーム氏
・株式会社Nextremer CEO 向井 永浩氏

ディスカッションでは、「人工知能」、「機械学習」などの言葉の定義を問うことからはじまりました。前述のとおり、人工知能定義できるものは研究者や機関によって解釈や認識が違ってきています。これについては様々意見があり、「人工知能」の一分野に「機械学習」があり「機械学習」によって実現されるシステムや効果が「人工知能」であるという意見もありました。

終盤ではディープラーニングはシステムとしてブラックボックスであるため、どう安全性や説明責任を果たすのか?という議論になりました。この問題については各社それぞれの意見があり、まとまった結論が出たわけではありませんでしたが、一つの意見として≪過程より結果のみが重視される分野には説明責任を担保できなくても、どんどん入り込んでいくであろう≫ということが一つ。また、Preferred Networksさんの取り組む自動運転などの分野では、原理的に人間より安全な運転を実現することは期待できるので、あとは社会の受け入れ方次第であろうとのことでした。

まとめ

ディスカッションの後に行われたネットワーキングでも金融系、webIT系、士業の方から学生さんまで幅広く交流することができました。イベントは終始、盛況で世間の「人工知能」への注目度の高さを肌で感じることができました。第二回目開催のお話しもあるので、興味がある方は次回是非ご参加ください!