高知県尾崎知事に「人”高知”能」戦略についてプレゼンしてきました

高知県尾崎知事に「人”高知”能」戦略についてプレゼンしてきました

Nextremer村上です。
先日、高知県庁尾崎正道知事と対談させて頂きました。尾崎知事は、2007年40歳の時に当時史上最年少で高知県知事に当選されて以来、課題先進県と呼ばれる高知県が持つ課題に対し様々な取り組みをされてきました。今回お会いする機会を頂くにあたり、Nextremer高知AIラボが掲げる「人‟高知”能」戦略についてプレゼンテーションさせて頂きましたので、その一部をお伝えしたいと思います!

「人‟高知”能」戦略とは?

いきなりダジャレでスタートですが、人工知能と高知をかけて「人‟高知”能」、Nextremer高知AIラボのメインテーマの一つとなっています。まずはこの中身について知事にご説明しました。

このブログでも何度かお伝えしていますが、高知は過疎化と高齢化が全国平均よりも10年進んでいると言われ、課題先進県とも呼ばれています。また、人口減少に伴う農林水産業の担い手不足も深刻化しています。しかしこういった課題を持つ高知の様な場所は、発想を転換することで先端技術の社会実装に向けた最高の研究フィールドになると考えています。

話題の自動運転を例に挙げると、高知のいわゆる限界集落と言われるような場所では、高齢者の足の問題が非常に深刻化しています。そこで、ある限定されたエリアで自動運転だけしか運転してはいけないという条件を整える事ができたら、高齢者の移動手段の解決が出来るだけでなく、そこは先端技術の研究地として発展するかもしれません。かなり極端な話ではありますが、こういった発想の転換が高知には必要だと考えています。

人工知能を育てるパートナーは〇〇

昨年「こうちビジネスチャレンジ」に参加させて頂いた際の、企業の受付や宿泊施設などで人工知能対話システムを導入し受付代行サービスを提供するビジネスモデルの話も例に挙げ、数ある人工知能テクノロジーの中でも<対話>にフォーカスした開発・実証実験を行っている事をご説明しました。

AI-Samuraiの映像を見て頂きました

AI-Samuraiの映像を見て頂きました

受付以外にも対話システムを活用できるフィールドは多くあり、例えば福祉や介護です。世界中でし烈な開発競争が繰り広げられている人工知能テクノロジーですが、特に対話については開発途上の段階です。対話の人工知能を成長させるには“パートナー”が必要で、人工知能はパートナーと対話することで、対話データから相手の状況に応じた意図を学習していきます。そのパートナーは、介護や福祉の分野であれば忙しいビジネスマンではなく子供や高齢者の方々です。人間が人工知能を教育する役目を担い、未来に向けて人工知能をブラッシュアップしていくと考えています。

特に少子高齢化となっていく日本では、課題を抱えている方々の声を聴く担い手が更に必要です。その担い手を人工知能がお手伝いできるフィールドはまず、介護や福祉なのではないかと考えています。

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AIの中身、知能に当たる部分のブラッシュアップについては、標準的な辞書は、自分達で創り上げている段階です。いわゆる人的人工知能といわれるところにプラスして、スクリプト・コンテキストを学習させていますが、この辺りについては更なる技術革新が必要です。その為にNextremerはどんどん研究開発・実証実験を進めてそのスクリプトを集めようと考えています。、いわゆる鉄腕アトムが出来るまで待つのではなく、腕だけ、足だけ出来たらまず市場に出す、私達はとにかく早く市場に出していくことを目指しています。


最後に、知事から【ココプラ】という産学官民の連携を進めている場についてお話を伺いました。県の職員、県内大学の職員が常駐し、様々な分野の方々が尖った研究を発表したり共同研究のきっかけになるなど、よき出会いの場所になっているとのことでした。新しい時代が来たということを皆に知ってもらいたいので、Nextremerのメンバーも是非参加してくださいとのお言葉を頂きました!

Nextremer高知AIラボとしても、高知で先端技術の研究開発を進めているという事を県内の方にもっと知って頂きたいと思っています。若者の流出を止めることも、地方が持つ一つの課題ですが、先端技術の研究開発をしていますという土壌があると、そういう部分を求めて若い人は来てくれると思っています。すごい技術をもった若者、尖った若者はいます。そういう人達が県外に出て行ってしまうのではなく、高知できるよというメッセージを高知AIラボとしては発信していきたいと思っています。