高知から始まる地方創生とは…イケダハヤトさん対談(後半)

高知から始まる地方創生とは…イケダハヤトさん対談(後半)

6.高知県はITベンチャーにとって面白い場所になるのだろうか?

イ「高知って実は、医療のITインフラに関しては全国でもトップレベルの開発が行われていたりするんです。高知県にいらっしゃる、とあるお医者さんの話を例に出したいと思います。そのお医者さんは精神科で何人もの患者さんを見ている間に、ふと皮膚病患者の精神科対韻率が高いということに気が付きました。でも彼は精神科医なので皮膚の病気に関してはあまり詳しくありません。そこで実行に移したのが診断補助アプリの開発。画像を解析しビッグデータで検索すると病名が分かるといったシステムを作りました。なぜこの人が高知でこのような画期的なシステム開発ができたのかと言うと、先ほど申しました、高知県の医療のITインフラが進んでいるからなんです。この事例からも分かるように高知県はITベンチャーにとってとても面白い地域ですし、地方創生という面をとっても、ITを通じでいろいろな方面でそれを可能にできると思うんです。見てみたいですよね。そう言った進んだ社会を。」

興「一昔前からIoT(Internet of Things)やWoT(Web of Things)って言われていると思いますが、今までWEBサービスを作ってきた頭でそこにハードを引っ付ける。サービスとしてハードが見える、情報としてこれをどう見せるかというのは得意で、収集したデータを面白おかしく見せるのものだと、僕はWEBアプリケーションのことをそう思っています。そして今まではその収集は人間が行っていたんです。でも、今は機械がその収集を行えるようになった。そこからまた新しい切り口が生まれ可能性を感じているという状態だと思っているんです。今までそれをやっていたら気づいたんですけど、高知に移住って話になったとき、僕はこの活動ができるのかと思ったんです。同じIoT、WoTでも東京の人が求めているニーズと地方の人が求めているニーズって違うんだと。ライフスタイルが違いますからね。そして地方だからこそ求められるものがあって、それは東京にいたら知ることができないものもあるんだと思うんです。僕は今後そういったことをやっていきたいなぁって思っているんです。」

松「面白いですよね。僕もそう言ったことにはとても注目しているです。地方では自動運転車のほうが広がると思っているんです。特に一般消費者の間で。地方って20代の人でも普通に車を持つんですよ。やっぱり必要だから。だから10年後、20年後には自動運転機能をもつ軽自動車とかにのる若者が地方に出てくると思うんです。そうなるとコンテンツが変わってきますよね。東京の若者は車に乗っていない、でも地方の若者は乗っている。その間でどんなコンテンツが生まれるのかってすごく興味あります。そう考えると、地方って面白いなぁって思います。新しいソリューションは地方で生まれてくるようになるかも知れません。」

イ「そうですね。これからは地方から新しいものを生み出す時代になるかもしれません。でもアイディアだけではいけない。地方には人材がまだ足りないので、アイディアだけではなく、Nextremerの方のようにクリエイトできる人たちが少しずつでも地方に進出していくと言うのが重要だと思います。そうなると面白いものが作れるんでしょうね。」

向「僕らのようなベンチャーだと5社くるだけでも変わってくるでしょうね!」

7.地方発のベンチャー企業は大きく成長できるのだろうか?

向「僕、実は歴史が好きなんです。様々な会社の歴史も見ていたりするんですけど、強い会社って地方発が多かったりするんですよ。地方で立ち上げて人が集まって安定してくると東京や海外に進出して…。だから、地方って本当は可能性を秘めていると思うんです。」

イ「しかし、大きな企業にしようと思うと、人材の定着は課題にはなってくるでしょうね。」

イ「宮崎県に『アラタナ』さんという会社があるのご存じですか?ここの会社の社長さんのお話しを聞くととても面白んです。アラタナはエンジニア中心の会社なんです。ここの会社の採用方法が面白くて、社長が宮崎にある高等専門学校などに講義に行くらしいんです。そうすると、宮崎にあるベンチャーはアラタナだけ、エンジニアを目指す学生さんたちは興味をひかれここに就職したがる。結果、採用コストを低く抑えながら人材を定着させることができる。すごく効率いいですよね!地方の人材の定着の一つの成功例だと思うんです。」

興「高等専門学校って変わった人も多いですしね(笑)ベンチャー向きです」

8.イケダハヤト×高知

向「イケダさんは高知にきて何年くらいになりますか?」

イ「僕はもう1年になりますね。今は高知市内に住んでいますが、『クラインガルテンもとやま』という、ここから一時間くらいの場所に引っ越そうかと思っているんです。引っ越し予定の所は年40万円の共栄住宅。畑付きの一軒家です。標高600Mで景色も最高。見たら一発で住みたくなります。実はここにも、近くにシェアオフィスはありベンチャー系の企業が何社か入っているんです。そのせいか、この共栄住宅もほとんどIT系の人たちばかりで。山の上なのにITの人たちが集まる場所ができたんです。」

一同「すごくいいですね!!!!」

イ「しかもそこは四国のど真ん中なので、休日に香川とか愛媛なんかにも行けちゃうんですよ。とてもアクセスがいいんです。

高知もそうなんですけど、結構空地や空き家をうまく利用しようとしているところがありますよね。そこからクリエイティブが生まれたりしていく。都会にはない刺激です。」

9.高知で働きたい人!募集中!

イ「高知での課題の一つにITの人たちの交流が少ないっていうのがあるかもしれませんね。たくさんいるとは思うんですけどなかなか交流する機会がないというか、そういった会がないんですね。なのでこれからはそういった交流会も発信していきたいですね。東京の人たちも高知に呼んだりして。高知の魅力、そしてつながりを作っていきたいですね。あと、高知って結構廃墟があったりするんです。よく『この廃墟を使ってなにか新しいことできないか』という話もくるのですが、企画者が少ない。これからはこういった企画者の人たちも高知に来てほしいですね。アイディアだけではなく回せる人、そしてクリエイティブな集団との出会いが『地方創生』のこれからの形になっていくと思います」

向「Nextremerではこれから移住可能な人向けの求人情報を発信する予定です。夏にはインターンも募集し学生さんにも向けてそういった扉を開いていく予定です。」

イ「素晴らしいですね!」

向「高知ではまだまだ新しい人、面白い人がつながりやすいと思うんです。」

イ「そうですね!これからどんどん繋がっていくと思います」

向「Nextremerはこれからも高知からいろいろなことを発信していきたいと思っています。そのため人材も多く求めています。高知で一緒に働ける、ギークな人材をたくさん募集したいですね。」

ちなみに東京側からはこんな感じ

ikeda

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