高知から始まる地方創生とは…イケダハヤトさん対談 (前半)

高知から始まる地方創生とは…イケダハヤトさん対談 (前半)

先日、高知在住プロブロガーのイケダハヤトさんが弊社高知オフィスに遊びに来てくださいました。せっかくなのでイケダハヤトさん、高知チーム、そして東京にいる向井とでテレプレゼンスロボット君を使い対談を行いました。

イケダハヤトさんブログ:まだ東京で消耗しているの?

 

1.テレプレゼンロボット君について

興梠(以下興)「最近導入したんです」

イケダハヤト(以下イ)「これは本当に面白いですね」

興「東京とのミーティングは基本これで行っています。向井お客さんとミーティングしているとき、僕たちとの話し合いが必要になったときなどに使用しているんです。とても便利ですよ」

2.高知にオフィス誕生秘話

イ「なんでそもそも高知にオフィスを立ち上げたのでしょう?」

松本(以下松)「僕が元々高知県出身なんです。最初は東京で働いていたんですけど、色々経験して、やっぱ地元がいいな、高知で働きたいって思い切って高知に帰ってフリーランスでエンジニアをしていました。ただ、ITって分野では、高知って賃金も安いですし、面白いこと自体もやっていないので、何とかしたいなって思っていたんです。そんな時に、向井さんに出会ったんです。そして色々話をしていく中で、『高知でIT分野を発展させたい』って話になったんです。そうしたら向井さんが『それなら高知にIT技術センターを立ち上げよう!』と言い出したんです。最初は冗談だと思ったんですけどね(笑)でも、本当に向井さんは準備を始めていて、そして去年の9月にオープンをしたんです」

イ「もともと松本さんと向井さんとはどういった出会いだったんですか?」

興「元々は私からなんです。前々職で新規事業の担当をしていたとき向井と知り合いました。ずっと一緒に何かしましょう、とは言ってはいたのですが、なかなか実現せず。でも、何かの話で向井から『Nextremeには人材がいる。面白い人いない?』という相談があったときに、松本さんを紹介したんです。それがすべての始まりですね。今思うと」

松「すでにその時高知に住んでいたので、最初のうちは遠隔でやりとりしながらコード書いてなどしていたのですが、段々とこういう形でやっていけるよね!ってなったんです。そこからじゃあ高知にオフィスを…という先ほどの流れになったんです」

イ「なるほど。松本さんが東京から高知にやってきてフリーランスで活躍していた。そこで向井さんと出会い、高知にセンターができた…なんだかすごい話ですね!」

松「そうなんです。それに向井さんももともと持論を持っていたんです。」

向「そうなんです。そもそもNextremerはITエンジニア尊重しとても技術的に尖ったギークな部分ばかりをやっているんです。ところでITの世界はゼネコンと似たような社会だと僕は思っています。下請けの下請けの下請け…。だから僕らはそんな世界を一切無視して、エンジニアが頑張れる環境を整え、常に技術的に尖ったギークな部分しかやならいというスタンスをとることにしたんです。でもふと思ったんです、これって地方でもどこでもできるんじゃないか?って。地方でエンジニアが仕事してもいいじゃないか、と。そんな時に松本さんと出会って、高知の話を聞いて、盛り上がっているうちに高知への愛も芽生えてって、そんな感じです。」

イ「じゃあ何か高知にご縁があったという訳ではなかったんですか?」

向「僕高知に行ったこととかなかったんですよ(笑)」

松「僕と初めて会ったのは東京だったんですけど、その二週間後に高知に向井さんは来たんですよ。そして活動を始めて…」

3.高知での業務

イ「みなさんは高知での業務についてどう感じているんですか?」

松「僕はエンジニアなんですけど、東京にいたときより、高知に来てやはり良かったと感じています。満員電車ではなく車で通勤できますし。」

興「まさにその通りで、東京で生活しているときより、生活のストレスが少なくなっているように感じています。その代り仕事の面でプレゼンスロボ君を導入するなど、遠くにいながらそれを感じさせないようにするという工夫などは必要ですけどね。ただ開発に集中できるっていうのは大きいです。」

松「東京は出勤のストレスが半端ないので」

興「僕もエンジニアです。僕の考えとしてはネットとパソコンがあればどこでもいい。だから、高知であることになんの抵抗もありませんでした、やっていることに関してはNextremerを信用しているので問題はないですね」

西田(以下西)「僕の出身は滋賀県です。就職のタイミングで東京に出ました。20年前ですね。その時はITの技術も情報も東京にしかありませんでした。でもこの20年で技術の情報の収集は東京以外でもできるようになった。高知には実は家内が先に入っていたんです。それは震災後に関東から家内が実家である高知に住み始めたっていうのがあるんですけど。その間は僕らは離れて過ごしていました。でも子育ての環境としては高知のほうがいいとなり、そんなときたまたまNextremerの求人をみて応募したっという流れです。そこでもう移住を決めました。今は子どもとの時間も増えて本当いいです」

イ「移住ですか!?すごいですね!結構勇気いることだ…」

4.遠隔ならではの課題とは

イ「みなさん高知での仕事は快適だと感じているようですが、そうは言っても高知と東京。距離はとても離れていますよね。課題などは感じていますか?」

松「もちろん無い事はないです。東京チームとのコミュニケーションやレスポンスは常にスピード感をもって行おうという意識は持っています。情報を共有するということを丁寧にやるという感じですね」

イ「なんだか常識的な話ではあるんですけど、実際にはなかなかできている企業って少ないですよね」

向「課題は感じています。それでも新しい働き方っていうのにチャレンジしていこうかなって思っていて。イケダさんの武器は書くことだと思います。それと同じように僕らやはり技術者であることが武器であり誇りを持っています。その技術を高知から発信していくことが、僕らのモチベーションにもなっている『地方創生』であると思います。そうですね、みんなで『地方創生』を意識し続けるっていうのもコツかもしれません。やはり多くの事例は『地方の維持』こそするのですが、『創生』ではないような気もするんです。僕らはやはり『創生』と高い意思を持ち続けていきたい、そう思っています。それがいいモチベーションにもなるんですよね」

5.なぜみんな東京に集まるのだろうか?

イ「向井さんの話を聞いていると、全然東京にいる必要性を感じないですね。なんでみんな東京にいるのでしょうか?」

興「下請けの下請けって結局はサービス業なんですよ。クライアントの様子を常に見ていなければいけない。常にそばにいて気遣いを持たなければいけないんです。でも地方にいたらその気遣いができない」

イ「なるほど!」

興「でも、技術勝負であればその気遣いはいらなくて、地方に開発拠点をもてるんです」

向「R&D業務って、地方にこもって研究するタイプと、シリコンバレーのように多様な人が集まって研究するタイプ、この二種類あると思うんです。僕らもシリコンバレーには出張に行ってきますが、どちらもメリットデメリットがあると感じました。シリコンバレー型のメリットはやはり人が集まってくるということ。デメリットは人の流動が激しく、即結果が必要になるので、研究という長いスパンのもので考えると時にマイナスなことだと思います。地方型のメリットは人の流動は少なく研究に集中はできる、実際に高知で働き始めて、東京とは違う生活のよさを感じることでそれが結果として集中して研究することができるようになりました。デメリットは新しい情報を得にくいという点、遠隔の課題があると思うのですが、元々Nextremerはインドにも開発拠点があるので遠隔には慣れているっていうのもあったんでしょうね。東京・インド・そして高知とそれぞれがつながっていい感じで今仕事が回っています!」

6.地方で働くエンジニアに求められることとは

興「能動的な部分は求められますね。こちらから飛び込んで行かないといけない。ITってスピード感が求められるんです。東京にいると嫌でもその新しい情報は入ってきます。でも地方にいるとそういった情報は自分でとりにいかなければならなくなります。」

後半に続く

 

ちなみに東京側からはこんな感じ

ikeda

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